【LoR】パッチノート 1.5：ラボ : LoLまとめ LEAGUE of FRIENDS

開発ノート：パッチ1.5および今後のバランス調整について

月に1回のバランスアップデートは次回のパッチ1.6で行われる予定ですが、パッチ1.5ではそのうちの一部が前倒しして実装されます。今後はバランスアップデートを毎パッチ行う…というわけではないのですが、早い段階で実装できるものがあれば、アップデートの方法やタイミングは柔軟に選択していければと思います。

新シーズン「好運の時」と題した紹介記事でお話しした通り、8月からは2か月ごとに新カードが実装されます。そのため各セットの期間中にどのようにバランス調整を行うのかを考え直す必要が出てきました。具体的にどのように取り組むかはまだ検討中で、さまざま試したいと考えているところです。次のシーズンのプレビューを公開する頃には、詳細をお伝えできる予定です。

また、プレイヤーの皆さんとの情報共有についても、色々な方法を試していこうと考えています。これまでも一部のパッチノートに「ウォッチリスト」の項目を設けたり、パッチ1.4の前にはTwitterでエピックカードの使用感に関する意見を募ったりしてきましたが、今回はパッチ1.6に向けて私たちが何を計画しているかを事前にお伝えしてみようと思います。

現在取り組んでいるアップデートには次の内容が含まれます。

ハイマーディンガーの関連カード（タレットたち）の一部を調整
「カードを破棄する」効果を持つユニットの満足感と使い勝手を高めるためのリワーク
ノクサスの低コストユニットによるネクサスへのダイレクトダメージの調整

今回のパッチ1.5では2つのカードに変更が加わりますので、まずはそれらに満足してもらえることを願います。2週間後のパッチ1.6も楽しみにお待ちください！

- Riotライブデザインリード、RubinZoo

新モード：「ラボ」

パッチ1.4で追加された「ガントレット」に続き、実験的なゲームモード「ラボ」が登場します。競技的なプレイ体験に焦点を当てたガントレットに対し、ラボはバラエティ豊かなプレイ体験に焦点を当てており、実験的な試みや、ちょっとしたカオスを楽しめるものとなっています。フレンドと一緒に遊ぶことも可能で、フレンド対戦では通常の試合か実施中のラボのいずれかを選択できるようになります！

最初のラボである「A.R.A.M.」は、パッチ1.5の実装と同時にプレイ可能となります。A.R.A.M.では、試合開始時にランダムに提示されたチャンピオンの中から数体を選んで手札とし、選択したチャンピオンに応じてデッキが自動で生成されます。相手もランダムに生成されたデッキで戦うため、様々なチャンピオンの組み合わせや予期せぬ展開が楽しめるでしょう。

パッチ1.5で実装された後は、パッチごとに既存のラボが新たなラボに置き換えられます。クラシックなルールを少し変更しただけのものもあれば、新たなゲームモードを提供するものや、それまでのゲームプレイをひっくり返すような極端な変化を与えるものもあります。皆さんに“実験”に参加してもらうことでそれに対する評価を行い、将来何を開発すべきかの判断材料にしていこう…というのがラボの狙いです。最初は小規模に始まりますが、今年の間に（もちろんその先も！）徐々に規模を拡大していき、よりクレイジーな実験も実施していく予定です！

カードアップデート

盗品

コスト：2 → 3

特定のカードやメカニクスがうまく機能しているかどうかは、ゲーム全体のバランスやプレイヤースキルへの依存度、ゲームプレイの多様性、両プレイヤーにとっての楽しさなど、様々な角度から評価されます。「強奪」はゲームプレイの多様性を生み、プレイヤーの順応力を試し、複数のビルジウォーターデッキで中心的な役割を果たすメカニクスですが、強力であるがゆえに、頻繁に見かけるとフラストレーションが溜まってしまいます。この問題は「強奪」を持つカードのコストが低すぎるために起きている…というのが私たちの基本的な考えです。ゲーム全体のバランスを考えると、コストを上げて“ビルジウォーターでトップクラスに強力な能力”から少し弱体化させた方が良いだろうと判断しました。

この点を踏まえて「強奪」カードの中でドロー可能な枚数が最も多い「盗品」のコストパフォーマンスを下げることにしました。今回の変更は、カードドローによるシナジーあるいは「追撃」や「忠義」を中心とした戦略におけるパワーは維持したまま、その汎用性を抑えることを目標としています。「強奪」に関しては引き続き注視し、皆さんのご意見を参考にしつつ必要に応じてさらに変更を施します。

孤高の僧

攻撃力：4 → 3

「孤高の僧」の基本ステータスとキーワードはLoRのなかでも最強レベルですが、デッキ構築の際に工夫が必要となる“マイナスポイント”は適切に設定されています。効果的に用いればコスト以上のダメージ性能と防御性能も発揮しますし、リコールのデメリットを抑制したり、逆に自分の有利に働かせたりといったことも可能です。一方で、素の強さがありすぎるが故に、想定以上に幅広いデッキで、想定以上の活躍を見せています。そこで、このカードの特徴や使いやすさはそのままに攻撃力のみを調整することで、より戦略性を重視した使われ方をされるようにしました。

カードテキストの明瞭性

今回のパッチでは文章の並び、複数形の使い方、「フリーティング」および「すべての」に関連する言い回し、そして対象選択時のテキストといった細かな一貫性の問題（多くは皆さんから頂いた報告によるもの）を修正しました。なお、日本語のテキストにおいては一部変更がないものも含まれます。

明瞭性と一貫性を向上させるため、以下のカード（コレクションに直接表示されないものも含む）のテキストを更新しました。

エクスペディションのアーキタイプ

前回のパッチで、三地域デッキをドラフトする際のアーキタイプ出現率を変更しましたが、その後三地域デッキの有効性が向上したことに大変満足しており、もう少しだけ手を加えることにしました。また比較的“安全”にドラフトできるわりには強すぎるきらいのある単一地域デッキの安定性を若干抑制します。

三地域デッキをドラフトしている場合のワイルドピックにおいて、ドラフト中の地域のみが含まれるアーキタイプが出現する確率をもう少し引き上げます。
単一地域デッキをドラフトしている場合のワイルドピックにおいて、ドラフト中の一地域のみのアーキタイプが出現する確率を引き下げます。

また、前回のパッチでブラウムとアニビアに変更を加えてからフレヨルドの勝率が高まったため、フレヨルドのなかでも特に強いアーキタイプに手を加えます。同様に、ダリウスと「バシリスク騎兵」のバフで強くなりすぎた「紅血の激昂」にも調整を入れます。また、「フィッシュボーン」と「スペルスリンガー」はどちらも独特のプレイパターンがあって楽しいのですが、依然として安定性に欠けているため、この2つはさらに強化します。

古の悪魔

追加：脆い鋼、冷たき歓待

名誉の負傷

追加：ストーキングウルフ
削除：無慈悲な強襲者

フィッシュボーン

追加：熱心な助手、雇われの殺し屋
削除：海賊の射撃手、ライジングスペルフォース
ワイルドピックボーナス確率が「高」から「とても高い」に増加

もふもふのふわ玉

追加：デマーシアのために！、極北の激憤、アイスボーンの遺宝
削除：妄言のビョーグ、オーメンホーク、前衛隊の曹長
ワイルドピックボーナス確率が「とても高い」から「高」に低下

紅血の激昂

追加：切先、デスロータス
削除：レギオンの擲弾兵

追撃部隊

追加：アイアンエリクサー、イエティの子
削除：孤独なポロ

スペルスリンガー

追加：星霜の洞察、影の暗殺者、アイオニアの意志、ペテン師ヨードル
削除：ダブルアップ、サルベージ、孤高の僧、防人の帳
ワイルドピックボーナス確率が「高」から「とても高い」に増加

キャリーして！

追加：アイアンエリクサー、傷無き乙女

チェストセットのアンロック日時

チェストセットの受け取りが確実にパッチ適用後になるよう、今回のパッチからチェストセットがアンロックされるタイミングを以下の通り変更します。

チェストセットがアンロックされるのは「火曜日」から「木曜日の午前8時00分（アカウントの設定地域の時刻）」に変わります。
これに伴い、今週のチェストセットの期間は9日間に延長されます。

その他

「クエスト」画面のUIを更新し、サイドパネルに移動しました。
マッチメイク待機中画面とVS画面の背景画像が、選択中のボードに対応して決まるようになりました。
一部のカード同士のセリフのやり取りに60秒のクールダウン時間を設け、同じカードを複数回プレイする際に同じセリフが繰り返されないように変更しました。クールダウンが終わるまでは通常の召喚セリフが再生されるようになります。

不具合修正

リワード受け取り時、通常のコモンカードの代わりに、本来はコレクションできないはずの「天空撃」を獲得してしまう不具合を修正しました。これまでに「天空撃」を受け取ったプレイヤーのコレクションからは「天空撃」が削除され、代わりにコモンワイルドカード（1～3枚）が追加されます。
ドレイヴンの「回転斬斧」のエフェクトがピンク色の軌跡を残してしまう不具合を修正しました。
アニビアが“アニビアの「吹き荒ぶ風」”に変化する際に、「エッグニビア」のエフェクトが表示される不具合を修正しました。
フィズのレベルアップ時にセリフが再生されない不具合を修正しました。